工場勤務の方によくある疲れ解消法という事で本日はこのページをご覧のあなたにご紹介させて頂きます。
工場勤務の方のお仕事では長時間同じ姿勢になり立位での流れ作業が多くなるので特に多いのが肩や腰の痛みです。
そのような痛みの解消方法をお話ししていきます。
腰痛が多いです!
長時間同じ姿勢で立位になって作業するときに腰痛が多くなってきます。
工場のラインに流れてきた際に取り扱う部品がどうしても重たい物が多くなってきます、あるいは精密部品でも長時間同じ姿勢になると身体の疲れが溜まってきます。
腰痛は急に痛みが出ることは無く、慢性的に疲労が蓄積され、その痛みが大きな痛みとなって腰に出てきます!患者さんのお話しをお聞きしても慢性的な症状を訴える方が多いのが現状で、そうならない為に普段の仕事の前にストレッチ体操や準備体操が大切になってきます。
腰痛になりにくい為には「肩甲骨の可動域」一つのポイントになり、背中が曲がってしまう原因の一つに肩甲骨の位置を整える事が考えられます。
背中が丸くなると頚が前にいき肩も前方に出て肩甲骨が外側にいきます、背骨と肩甲骨の間が広がってしまいます。それを防止するのは胸を張る姿勢を維持したり、肘を後ろに引くようにしながら「肩甲骨を引き寄せる!」事を意識してあげると背中が曲がってしまう姿勢を予防出来ます。
これが出来たらいい姿勢を保つ事が出来ますので腰痛の予防につながっていきます。
その上で目安は30分に1回腰を曲げたり伸ばしたり、手を伸ばしてバンザイ姿勢をしたり身体を動かすのがオススメです!
頚から肩や腕の痛み
長時間続く作業のため頚から肩や腕にも疲労が溜まってきて肩が凝ってきます。
痛みや身体のダルさが酷くなってくると、目の疲れも出てきて目がぼやけてきて作業にも支障をきたす恐れがありますので、肩こりを簡単に考えるのではなく改めて予防についても取り組む事も大切になってきます。
肩こりが改善されてきたら自ずと腕の痛みも解消していきますので、頚から肩の痛みやダルさの予防が長くお仕事を続ける上でこれからのキーワードになっていく事になります。対策は日々の体操や運動習慣を心がけることで徐々に疲れが軽減していきます。無理に運動をすることはありません。
出来る範囲で始めて下さい。通勤途中のエスカレーターやエレベーター、階段を使うようにしたり、最寄り駅の一つ手前で降りて歩いてみたり、普段車通勤ですが、思い切って自転車通勤にしてみたり等・・・・・・?何か出来そうな運動習慣を見つけてやってみる事をオススメします。
時間があるときは私も最寄り駅より手前で電車を降りて歩くようにすると、それだけでも気分が違いますのでやる価値は充分ありますよ!
仕事前にしっかりストレッチ体操は欠かせません、少し汗ばむくらいにやった方が筋肉も働きますし、肩こりの予防になります、特にラジオ体操がオススメです!昔からある体操なので、一番理にかなっている体操です。
手足を同時に動かし体全体を動かす体操は本当に最適です、子供の頃を思い出し是非やってみて下さい!
ふくらはぎのムクミ
長時間立位姿勢での作業になりますから肩や腰の疲れもありますが、ふくらはぎのムクミも気になる方が多いです!
午前中は大丈夫なのですが、夕方になってきたらふくらはぎのダルさが出てきます。
よく靴下のラインが下腿部の横に入ってしまいます、ある程度は仕方が無いですが酷くなって足関節や膝が動かしにくくなってきてしまうようになるとムクミ改善の靴下や運動も取り入れてください。また、鍼やお灸、スパイラルテープの施術もオススメですので後でご紹介いたします。
私がよく患者さんによく「青竹踏み」をオススメしています。青竹踏みでしっかり足踏みすると足の裏に刺激が加わり足が心地良くなりスッキリしてきます。特別に流行っているグッズもありますが、私は昔から現在まである物をオススメします!その方が説明しやすいですし、私が流行について行けないのでそのようにお話ししています(笑)
オススメのツボのご紹介!


腎兪 腰の骨の第2腰椎と第3腰椎の間から少し外側にあります。
志室 腎兪の外側1寸5分の所にあります
大腸兪 腰の骨の第4腰椎と第5腰椎の間から少し外側にあります。
委中 膝の裏にあり膝を曲げて出来るシワの中央にとります。
肩井 乳頭から真上に上がり肩の一番高いところにあります。
天柱 後頚部にあり、頭板状筋にあります。後頚部の中心から指1本分くらい外にあります。
風池 後頚部にあり天柱穴より外側にあります。
手三里 肘から手首に向かい指3本下がった所にあり、肘の外側にあります
足三里 膝を立てて膝のお皿の外側の下縁から指4本下方の所にあります。
地機 内くるぶしより指4本分上に上がったところの三陰交よりさらに4本分上がった所にあります。
三陰交 内くるぶしより指4本分上に上がったところで、骨の際にあります。
失眠(しつみん) かかとの真ん中にあります。不眠に対してのツボですが、女膝と組み合わせるといいです。
女膝(じょしつ) 踵の後方にあり、アキレス腱と踵の間にあります。
湧泉 足のウラにあり、足の指を曲げて最もへこんでいる所にとります。