腰痛でお悩みの方の多くは、お仕事での痛みを多く訴える事があります。
お仕事内容が、高齢者を抱えて介助する事が多く、比較的体重が軽く痩せた高齢者でも、介助者に全体重を預けると介助者は本当にしんどくなります。
そのような状態が続くので腰痛が多くなっています。そのような介護職の腰痛についてかいていきます。
介護職の腰痛に悩んでいる統計について
介護業務で働く人のための 腰痛予防のポイントとエクササイズ 中央労働災害防止協会 介護事業・運送事業における腰痛予防テキスト作成委員会 平成22年10月より引用しました
腰痛災害発生状況
(1)業種別腰痛発生割合(平成 21 年)/腰痛発生件数・割合(平成 17~21 年) 平成 21 年における業務上疾病の発生件数は 7,491 件となっており、そのうち腰痛は 4,870 件(非災害 性含む)と 6 割以上を占めています。 また、業種別腰痛発生割合は、「保健衛生業」、「その他」、「商業・金融・広告業」、「製造業」、「運輸交通 業」の順となっており、介護業務を含む保健衛生業は全体の約24%を占める結果となっており、年々増加 傾向にあります。
(私が書いているのは2020年9月です)10年前にもこのような数字が出ているのであれば今はもっと多くの介護職員の方々が悩んでいる事が推測されます。
当整骨院にも、新しい患者さんが腰痛を訴えて来院される時に、カウンセリングをした際に介護職の方はよく、腰痛がひどくギックリ腰によくなる!とお話しされることが多いのが現状です。
そこでよく聞くのが、介護ベットに寝ている高齢者を抱えて車椅子に移動したり、またその逆の動作であったり、トイレ、入浴、食事、歩行などそれ以外で高齢者に全体重をかけられると介助者の負担が大きくかかってしまい腰痛の発生原因を引き起こしてしまいます。
腰痛以外にも、肩痛、膝痛を抱えながら働く介護職員さんは沢山いらっしゃいます。ここでは、自宅で出来る日常生活でのアドバイスをご紹介します。
自宅・職場でできる腰痛予防!
身体を冷やさないようにお風呂に入った際は、シャワーで済ませてしまうのでは無く、しっかり湯船につかるようにして、身体を冷やさないように心がける。
仕事前と後には、入念なストレッチ体操を行う!
朝は仕事前にしっかり準備体操をして身体を目覚めさせるようにして準備体操を行うようにして下さい。ラジオ体操をすることをオススメします!
夕方の仕事終わりの際には軽く体操やストレッチをするだけでもその日の疲れを残さないようにできますので、是非やってみて下さい。
手足を冷やさないようにして、身体の末端まで血液を巡らせるようにしていく!
冷え症になってしまったら身体が思うように動きにくくなります。その状態が続くと
腰痛以外にも、その他の痛みにもつながっていきます。冷えは万病の元と言われますので是非とも気をつけて頂きたいです。夏はまだマシですが、冬になったら寒くて手足が冷たくなってきて血行が悪くなり手足が冷たくなってきます。ひどい方は、夜寝るときに靴下をはいて足を冷やさないようにしている方もいらっしゃいます。
このような事にならないためにも、常日頃の日常生活で腰痛の予防対策をぜひ試してみることをオススメします。特別に難しく無く誰でもできる事なのでやってみて下さい。
手にある腰痛に効果があるツボのご紹介!

手の甲にあり、第2と第3中手骨の間と第4と第5中手骨の間にあります
腰痛点(腰腿点)というツボです。鍼灸施術や指圧、スパイラルテープを貼付すると
効果が期待出来ます。ぜひやってみて下さい。
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